娘4歳のために、フェルトで作った化粧道具のおもちゃセットです。
全部収納できる専用ミニバッグも作ったので、持ち歩きに便利。
というかちゃんと収納しないとすぐケバケバの汚らしい外見になり、いつの間にか散逸して
部屋の隅でホコリまみれになるのがフェルトものの宿命である…!
そもそもの発端は、私が外出のため久々にきちんとメイクをしたことでした。
娘はメイク道具に興味津々で真似したがるんだけど、
あいにく私自身がさして手の込んだメイクをしないのと、既にいい年齢なこともあり
入念にクリーム塗ったり眉毛を描いたりコンシーラーをトントンしたりと、
ババアの肌年齢ごまかし化粧を、娘が楽しげに真似する姿が哀れを誘い…。
その後風邪をひいて休みが続きヒマそうなのを見て、せっかくなら女児が好きそうな
カラフルでラブリーな化粧道具をあげようか、と。
実際に塗れるメイクおもちゃは色々あるけれど、それは娘には
まだ早いなと思ったので、フェルトで作ることにしました。
以下、原料はほぼ100円ショップのフェルトと、アップリケ用フェルトモチーフとビーズ、
ゴムひもと綿ぐらいです。
まずは「くちべに」。
娘のリクエストで真っ赤なルージュ。蓋が取れます。
次に「ふぁんでーしょん」。
上下とも厚紙(らくがき帳の裏紙)を数枚重ねて入れたのでしっかりしてます。
閉じ口はボタンではなく、ビーズにゴムひもの輪を引っ掛けるタイプ。
ミラーは厚紙の表面に折り紙の銀色を貼り、フェルトで挟んでステッチでとじて作成。
パフは、新生児用もこもこアウターのクマ耳をバツンと切って丸く整え紐を挟んだだけ。
続いて「あいしゃどー」。
これも厚紙入りで、上の厚紙には銀の折り紙、下の厚紙にはフェルトをボンドで接着してます。
チップは爪楊枝の先端を落として、それを芯にフェルトをぐるぐる巻いて作成。
すぐ失くしそうだったので、このあとゴムひもでシャドー本体に接続しちゃいました。
それから「ねいる&ねいるちっぷ」。
セットに小瓶をつけたくて、化粧水や香水と迷った結果これにしました。
ネイルボトル下部は丸と台形を縫い合わせただけだと
綿の内圧で底がコロンと膨らんでしまったので、
瓶底の真ん中から上へ数回針を通して糸をギューッと引っ張り
底の中心をへこませることで、グラつかず自立するようになりました。
フェルトを切っただけのネイルチップは、クリアファイルにボンドで接着して
手指に透かして当てられるようにしたんだけど
すぐにポロポロ取れてしまったので、細いゴムなどで指輪形式にできないかと画策中。
そして、制作途中で娘のリクエストが入って急遽追加した
「はーとのつけま、つけまつけるモデル限定ケース」。
きゃりーの大ファンである娘が、どうしてもつけまつげが欲しいというので
『つけまつける』の衣装をモチーフにフェミニンな薄紫のケースにしました。
大きな立体リボンをドーンと乗せて。フェルト製でも黒だとちょっと高級感ありますね。
最後に、残ったピンクと赤紫のフェルトを使い切った「ミニてさげバッグ」。
これは絶対に振り回したり擦れたりするから、ある程度強度がないとすぐ壊れると思い
同じフェルトでちゃんと裏地を作って、縫いしろが内側に出ないようにしてます。
(外表に重ねて、口の部分をブランケットステッチで接続)
取っ手は4枚厚に折ったフェルトをぐるりと輪になるようつなげて
袋の脇に付けたらできあがりー。袋の口はスナップで閉じられるようにしました。
フェルト裁縫は、布端のほつれ始末がない所は普通の布より楽だけど
ただ無心でちくちくと小さな針でブランケットステッチしていくのが好きな人向けですね。
ただ私の場合、型紙をひかず脳内に浮かんだ形を一発で制作したいタイプなのと
作りながら「もっとここをこうしたい」と思いつきで形を変えたり、
縫ってる途中で布を切ったり追加したりできるのが大きなメリットであること、
それに小さい子がいるとミシンを使う時間を取るのが大変なので
いつでも数針ずつでも進められるフェルトの手縫いは向いてるなーと実感しました。
これからしばらく、おもちゃ作りはフェルト集中キャンペーンになりそうです。
(しかし作るだけ作ってブログに乗せてないものが多いな…ぼちぼち更新します)
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