ひとつ前の記事にて、おもちゃのアイスクリームの作り方をご紹介しましたが
続きましては魅惑のトッピング編、またの名を「凝り性バンザイ」のコーナーです。
実はこのフェルトアイスおもちゃ、当初は
「コーンの上にいくつ重ねられるかな?」という遊び方のみ想定していたのですが、
いざ実際に作り始めると、アイスの種類が増えるにつれ
「盛り合わせてスペシャルサンデーが作りたい!」という欲求が抑えきれなくなり、
結局トッピング飾りを10種類以上作ってしまいました…。
本当は、絶対散らかるし紛失しそうだから避けたかったんですけどね…。
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こちらが、現時点までに作ったトッピング大集合の図です。
内訳は、画面上部から順に
【ソース4種類】
いちご(赤いハートの果肉のせ)、マンゴー(ミントの葉つき)、
チョコ(ローストナッツのせ)、ミルク(砕いたマカデミアナッツのせ)。
それぞれ、まずランダムなアメーバのような、液体をこぼしたような形を一枚切り出して、
凹んだ谷間をアイス本体と似たようなダーツにして5~6ヶ所程度縫い閉じ、
ゆるやかに丸く湾曲させてから、縁をぐるりと一周
細かいブランケットステッチで地味に補強しました。
なので裏から見ると縫い目まるだしです。
ちなみにチョコソースに乗せたナッツの粒は、リサイクルショップで
50円で売ってた木製ビーズのブレスレットを、バラバラに分解したものです。
ビーズやボタンや金具など“手芸材料のワゴン”として見ると、古着屋は宝の山なのだ!
【生クリーム2種類】
三連ホイップと、ホイップに細かいビーズを縫い付けたチョコスプレークリーム。
生クリームの作り方は、細かく説明しようとすると相当長くなるのと
ネット上に公開されている型紙や情報も色々あるので
すみませんが今回は省略します…。めんご。
【シガレットクッキー2種類】
あれですよ、おばあちゃん家でよく出る、たいがい初っ端からモロモロに割れてるあれ。
ブルボンの“ルーベラ”みたいな、ラングドシャクッキーを巻いたやつのつもりです。
実はこれは、「短くなった鉛筆」の尖った部分を切り落としたものが芯になってまして
周囲をただ長方形のフェルトで巻いて、端を縫いしぼり、その上から
4本どりにした糸をぐーるぐーると往復巻きつけて、両端だけをひと針縫ってとめました。
ストローとかだと一瞬でグニっと曲げられてすぐダメになりそうだったので、苦肉の策。
【ハートのチョコレート&ブラウニー&チョコがけ】
チョコはハートを2枚ブランケットステッチで合わせて、少量のワタを詰めただけ。
ブラウニーは、立方体の展開図となる十字架の形を切り出して
これもブランケットステッチのみで形作りました。
ミルクソースの上にかかっている、茶色の紐を束ねただけのチョコがけソースもおまけで作成。
【フルーツ3種類】
これが一番めんどくさい、それゆえに一番作ってて楽しかったやつです!(ドM発言)
【チェリー】は、細長い白フェルト三枚を三角形に縫って、ひねりながら
巻いて輪にするタイプの生クリーム(詳しくはグーグル先生に訊いてくだされ)の上に、
赤い大きな丸を縫い絞ってワタを入れたさくらんぼを乗せ、
黒い細ゴムひもの端を結んだ茎を、てっぺんに縫い付けました。
茎をつける時に、最後にギューッと強く糸をひいてから裏で玉どめすると、
自然に真ん中が凹んで、さくらんぼらしい形になります。
次に【斜めスライスバナナ】は、
まず同じ大きさの楕円形の断面2枚に、黄色と茶色でバナナの芯の刺繍
(「∴」と「∵」記号みたいな感じ)を入れておき
楕円の外周の半分よりちょっと長く切った側面の、端を斜めにカットした平行四辺形を
2枚縫い合わせて輪にして、くるっと裏表を返し、
内側に厚紙をサンドイッチした断面の楕円2枚とブランケットステッチで接続しました。
果たしてこの文章でわかるでしょうか…?不安。
そして【縦半分のカットいちご】。
これだけは、実際作業している最中から
(この手順は言葉だけでは説明不可能・・・!絶対に・・・っ!無理・・・っ!)と確信したため
制作の途中経過を撮影しておきました。
これは一般的にみて、ストロベリーショートケーキなど他の用途でも
作り方をネット検索する方が多そうなパーツなので、
この機会にざっと作り方の手順を記録しておくことにします。
いつか忘れた頃にでも、どなたかの参考になれば幸いです。
こちらの写真、上段が材料のフェルトと厚紙で、下段が完成品です。
スライスバナナも、以前作ったミニチュアケーキなんかもそうなんですが
ワタを入れた時に膨らんでほしくない、平らに仕上げたい部分には、
内側に一回り小さく切った厚紙を入れると、綺麗に形が作れます。
それでは作り方。
まず先に大きい赤の部品は、上下左右の4ヶ所に切れ目を入れておき
それぞれをごく小さなダーツとして縫い合わせます。
下の部分だけは曲線をきつくするため、他の3ヶ所よりも少し深く、V字に切りましょう。
これがいちごの外側になります。
いい感じの丸みになったら、白い糸で表面のつぶつぶを刺繍しておきます。
むしろこの外側を作ってしまってから、断面の濃いピンク&薄いピンクを切り出したほうが
大きさが合わせやすくて失敗がないかもしれません。
濃いピンクに薄いピンクの部品を乗せ、これまたピンクの糸で筋を刺繍します。
断面ができたら、外側と合体させます。
赤い糸で、断面と外側とをブランケットステッチで接続していき
半分ぐらい来たところで、断面の裏側に厚紙を差し入れ、その上にワタを詰めたら
外側と断面の端っこが合うよう、引っ張りながらステッチしていき縫い閉じます。
フェルト生地はある程度なら伸びるため、わりと力技でも端を合わせられるのですが
ギチギチに引っ張り過ぎると縫い目から穴が空いてちぎれるので、
断面の大きさや中綿の量など、作っている途中で端を切ったりしつつ
調整しながらやってみてください。
いちごはいかにも紛失しそうだったので、3つ作って赤いゴムひもでつなぎました。
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色々できたら、100円ショップで買った大きめの紙カップ(本来ランチ用らしい)に
欲望の赴くまま好き放題に盛りつけて、スペシャルサンデーパーティーだーっ!
抹茶あずきアイスにはミルクソースとチョコスプレーホイップとバナナを乗せて、
バナナストロベリーアイスにはチョコソースといちごと生クリームと…わー!!
トッピングをつけたことにより、私も楽しいけど子供達も大盛り上がりで、
毎日色々と組み合わせて遊んでくれています。
遊びに来た娘の友達の食いつきっぷりもすごいです。もはや女子ホイホイです。
ほんと甘物の盛り合わせは人を幸せな気持ちにしますねえ…。スイーツ脳…フフフ…。
次回、「地味なくせに意外とてこずるコーン編」に続く…。
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